少し前のことになりますが、僕が使っている『EOS Kiss Digital、の後継機種『EOS Kiss Digital N、が発表されました。ちょっと興味を持ちつつまとめておきます。
●630万画素が800万画素へ
正直、画素という数字はどうでもいいものです。同じ600万画素のカメラであっても、一眼レフとコンパクトカメラでは圧倒的な画質の差が出ます。この大きな理由はCCDやCMOSのサイズ。今回のも、画素は少し上げているけども、CMOSのサイズは前モデルのKissよりもほんのちょっと小さくなってる。映像エンジンがDigicからDigic IIに引き上げられたみたいだから、そのあたりでの画質差は出そうだけど、たぶん気にはならない程度だと予想できます。
●外部インターフェースがUSB 2.0に。
これはちょっとうらやましい。2.2GBのマイクロドライブなんかにRAWの画像を詰め込むと、データの引き出しに悲しいほどの時間が必要になります。USB 2.0のカードリーダーを使うと抜群に速いんだが、いちいちカメラからカードを出すのも面倒くさい。そんな僕にとっては、このインターフェースの変更は結構な魅力です。
●ボディサイズはさらに小さく
EOS Kissでも小さいなと感じたけど、Pentax のistD Sはもっとちっちゃかった。そのさらに上を行く小ささらしい。でもどうなんだろう、もちろん小さいことはいいことなんだと思うんだけど、小さくするせいでCMOSのサイズなんかを縮小してしまったら本末転倒ではないかと。現状のKiss Digitalのサイズに不満がないので、「さらに小さい、といわれてもどうかなあと。
●その他
連射機能は、バッファメモリいっぱいまで撮影可能になったようです。速い動物を撮っているとやっぱりある程度の連射機能は欲しくなる。けど、この間買ったものをわざわざ買い換えようと思えるような改善点じゃないんだよな。
起動時間が0.2秒というのはうらやましい。Kiss Digital、起動がホント遅いし。
まあこんな風に見てみると、やっぱりこのモデルは「見送りの方向ですね。特に他社製のやEOS Kiss Digitalからの買い換えに関しては、慎重になってもいいくらいかな。新しい一眼デジカメ欲しいという人にはもちろんオススメできると思います。コンパクト機的なポップな使い方もできるし、何よりもフォーカスの相方、色の出方、繊細さなどはコンパクト機と比べてはいけないレベルまで完成していると思うし。