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序文

「日々の感覚や思考を書き留めること、それが神話作用に抗うただ一つの武器」

こう書くと、「神話作用」は忌避すべき事象だと僕が考えているかのように捉えられてしまうかもしれない。決して、そういうことじゃないんだけど。

 神話作用。種々の事象が持つ意味を「明示的な意味」denotationと「潜在的な意味」conotationとに分類した、ロラン・バルトの理論装置。コミュニケーションとはこの記号を交換し、記号を意味へと変換する一覧の活動であるという考えは、自分の学問的な出自からしても、存分に納得がいく。もし物事はすべて、単一の意味構造しか持たなければ、ミスコミュニケーションは発生しない。ある事象に対する人々の態度形成も、分散の少ない、統一されたもの(だが、味気のないもの)になるかもしれない。物事に複数の意味があるからこそ、人はその意味を分解し、文脈化し、血肉化し、「個」としての解釈体系を作り上げるのだと思う。この個々での体系の違いこそが、社会や文化、コミュニケーションを彩っているのだと思う。

 この「意味の二重構造」を過度に内省するとどのようなことになるのか。意味の多様性を捉えようと、人はできる限り中立の視点に立ち、自分の固定観念を排除して思考する。そこにあるのは、個の排除と意味の無限性。一つの考えに至ると、自分の中の何かがその考えを批判する。その批判を受け、新たな思考に辿り着くと、また何かがそれを批判する。Conotationを有限化することの難しさ、メビウスの環。それに気づくと、常に僕はその場にスタックしてしまう。でも、前に進まなきゃいけない。

 「神話作用に抗う」というのは、常に意味の多様性を捉えつつ(=中立性の担保)も、それに囚われすぎないこと(=私的思考の担保)。そのためには何をすればいいのか。結局は、その時々の感覚や思考を「記述」し、その記述を体系化していくことで整理するしかない。それこそがイデオロギーと闘うと同時に、意味の無限性を回避するための武器になるのだと思う。

2011.07 ある眠れない夜に

という難しいことはさておき…

なんてことを書くと、小難しくてよくわからんということになると思うのですが、そんな難しいことは書きません(笑)。単に、日常生活でやったこと、考えたこと、感じたことの雑記録。それだけです。

テーマ

・音楽(Music):これが一番多いかな。音楽は心的芸術。音と歌詞は、思考のStimulusだし。好きなジャンルは70年代後半以降、イギリスのNew Waveもの。RapやHip-Hop以外はかなりの雑食だと。
・本(Books):ルポルタージュとか、ドキュメンタリーとか、社会学/社会心理学/コミュニケーション学関連の書籍とか。大衆文学よりも純文学が好きかも。
・Digital Gadget:一番多いのは、Mac/iPhone関連かと。Sunday Web Programerでもあるので、そっち系のことも。あとはカメラかな。
・哲学(Philosophy):何かしらの刺激をきっかけとして至った思考のログ。

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