iPod nanoといっしょに発売されたウォークマンの成れの果て

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ネットウォークマンが発表されてから、その広告宣伝についていろいろと文句をつけてきた僕ですが、今回は少し冷静に(笑)、どうすりゃいいのかと。
さて、どうもいろいろなところをみていると、わがAppleのiPod nanoをはじめとするシリーズは順調に売り上げを伸ばしている模様。要はiTunesであって、そのiTunesがどんな古いiPodをも対応しているので、実質は新旧のiPodを買い実換えた場合でも、接続さえすればたいだいすぐに使うためのセットアップは終了してしまうわけだ。
が、nanoと同じ日に発表されたウォークマン、先日になってやっと出荷が始まったと思ったら、かなり評判が悪い模様。まず、iTunesに激似で「大丈夫かあ」とよけいな心配をするぐらいのソフトウェア「Connect Player」がすこぶる調子が悪い。マシンのスペックにもよるが、起動するのに5分ぐらい、すべての局を読み込むのに5〜7分と、尋常じゃない時間がかかっている。その上、ハードと同期をとろうとすると、プレイリストが壊れたりなんなり。ということらしい。まあ、これはみんな某匿名巨大掲示板に投稿された話なので、話を半分に聞いたとしても、バグはそれなりにでているようだね。最終的にはリカバリーをかけるしかなくなった、とか、そんな話も多いしなあ。
ストリンガーCEOが今後も「ハード・ソフト・コンテンツ」を絡めた販売戦略を強めていくとCESの基調講演で言ったらしいが、肝心なソフトがダメ、ハードもソフトのひどさに目立たないけど、ボタンが最初からへこんでいて押しにくい、指が太いとボタンが押しにくいなど、設計上のクレームもいろいろと拾うことができます。こんな状態じゃ、ソニー何を今後求めていけばいいのかわからなくなるんじゃないかな。
いっそのことは、ここは売れ筋ではない商品をあっさりとやめてしまい、未来の残っている商品に経営資源を集中して「まともな」製品を作らないと始まらないような気がする。以前のAppleのように、Appleらしさが経営を少しずつおかしくしていった時期があったように、Sonyも、「Sonyだから」といういまや霧消してしまったようなアイデンティティを捨て、ユーザーが何を求めているかってことに真剣に目を向けた方がいいと思う。
僕は決して前からソニーが嫌いだったわけではない。iPodをこんなに使うようになる前は、すくなからずの台数のウォークマンやディスクマンを使ってきたし、その選択肢はまず「Sony」の製品であること、だった。おかしくなってきたのは「VAIO」を出してPC産業に乗り込み始めた頃からだと思う。自社技術をいろいろと開発して、その自社技術をメジャーなものにするために、数々の発明品が犠牲になった。これが開発ベースならともかく、Sonyという名前を信じて製品を購入した人たちが被害者になったわけだ。ちょっとした情報も開示せず、あくまで「SonyのVAIO持っているならSONY製の周辺機器で全部そろえてね」という感じで展開していったわけで、これがある特殊な層の反感を買ったわけだ。で、実際その製品の寿命が短いことから「ソニータイマー」なんて言葉まで生まれる始末。
 要は、Sonyという会社が何をしたいのか、どんなことをするべきなのか、ということに関して、細かく分社化されてしまった中では統一的な見解が取れないことに原因があるんじゃないのかなと思ったりするわけで。
デジタルプレーヤー一つでも、他社の製品について、ちゃんと理解している?iPodが人気なのはデザインなのではなくて、曲の管理を直感的にできるソフトをしっかりと作って、そこにためたライブラリを特定のハード(=iPod)に移すことで、ライブラリ全部を持ち歩けるよ、というコンセプト、わかるかな。それをまねしようとしたら、デザイン重視の石けん箱とかを作らないで、まず「Connect Player」の開発に時間をかけるべきだともう。その中でハードとの連携を考えながらソフトをもブラッシュアップしていき、絶妙なタイミングで消費者の手に届く位置に置く。これがずっとAppleがiPodでやってきたこと。うわべだけまねしたってダメだって。

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