沖縄輪行旅行 – 4日目

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これまでに経験した中では最強の台風に怯えながら、宿でゴロゴロしていたらいつの間にか寝てたみたい。目が覚めたらちょうどW杯をやっている時間だったのでテレビで観戦、まさかブラジルがあんな負け方をするとはね、スポーツはわからん。

見終わったらまたいつの間にか寝ていてしまったようで、後輩君からの電話で目が覚めた。あの台風は過ぎ去っていったものの、まだ沖縄地方には「経験したことがない大雨が降る可能性がある」として、大雨特別警報が出っぱなしだった。が、外は比較的大粒の雨が降っているが、あまり量としては多くなかった。後輩君が迎えに来てくれて、いざ沖縄中部の観光にGo。

ちなみに僕の宿から徒歩5分程度のところに住む後輩君の家は、午後に停電し、そのまま朝まで停電しっぱなしだったらしい。昨日コザに移動する途中、ところどころで消えた信号を目にしていた。「信号はあるけど、まあつけなくていいっしょ」的な沖縄風テーゲーなのかと思ってたんだけど、停電していたそうな。ところどころに警官が立って、マニュアルで交差点を処理してた。

まず目指すは、嘉手納ベース。無論一般人の入場はできないので、基地の周りをぐるっと走りながら、道の駅かでなに到着。この道の駅からは、嘉手納飛行場を大きく見渡せるそうだ。

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残念ながら航空機の多くは台風による破損を避けるために他の国にある基地に移動させてしまったようで、基地はもぬけの殻。が、広い広い嘉手納基地を確かに一望出来る。通常は、ここにF18などの戦闘機がいたり、最新式のステルス機であるラプターなども来たりするらしい。戦闘機もちょっと好きなので、ちょっと残念、見たかったな。

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なお、この道の駅で後輩君の会社の先輩方に遭遇。聞けば、通常の時間に合わせて出勤したものの、途中の道が台風による大雨で冠水し、足止めを食っていたらしい。そんな先輩・同僚の方が3名も道の駅に集まってました、さすが「未曾有の台風」。道の駅かでなに来るまでも、路肩にドライバーの乗っていない多くの車が止まっていたが、あれは全部冠水などで車をやられ、動けなくなってしまったものだったみたい。中には道路の真ん中に止まっている車もあり、注意のために三角コーンが置いてあるだけの車もあり、放置感が半端なかった(笑)。さすが沖縄(と思ったけど、単に警察やら消防が忙しすぎて対応できなかっただけかもね)。

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嘉手納を出て、次の目的地は「金武」という街。この街、知る人ぞ知る沖縄の暗黒街らしい。途中、うるま市や石川町などといったところを経由していろいろと話をしながら、金武に到着。素晴らしい、まさにDEEP沖縄といった風情。米軍にもまあいろいろとヒエラルキーがあり、そのトップがAir Baseに住む軍人さんたち。ようは空軍ですな。次いでArmy、そしてMarine(海兵隊)。中には「Jailに行くかMarineに行くか選べ」みたいな感じで入った軍人さんもいるとのこと(笑)で、金武にあるキャンプハンセンはまさしくそのMarineの基地。

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荒くれ者ぞろいで、そんな連中が夜な夜なくりだす歓楽街。スラムというか、ゲットーというか。サヴァイヴ能力が異常に高い後輩君も、この街に夜には来たことがないらしい。なお、911以降、軍人さんが基地から出づらくなったため、以前に比べれば落ち着いたっぽいとのこと。

金武の散策後、またいろいろと回りながらコザの中心街へ。コザも駐屯の米兵が文化を盛り上げた街だそうだけど、金武に比べればスラム感はなく、以前行ったことのあるオレゴンのユージーンでもみたようなアメリカ風の商店街が並ぶ。やっぱりミクスチャー、沖縄風に言えばチャンプルーなんだなと改めて思う。

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そして最後は、後輩君が「ネエネエ」と慕う「きみ」さんが経営する食堂、松屋食堂でお昼ごはんをいただいた。先客がおり、その後も何人かのお客さんが入ってくる。みんな知り合いのようだけど、実はみんな初対面。こうした暖かいコミュニケーションが食堂を、いや街全体を包んでいるのが沖縄のいいところ。きみさんのような方は、地元の方からは「おばぁ」という一般名刺で呼ばれてるらしい、ご飯をいただいた後も、「コーヒー飲みなね〜」と無料でしてくれたり。しかもその都度食材や足りないものを近所に買いに行く。内地からのチェーン店がどんどん進出しているらしいけど、うまく共存するように地域全体が発展して行くことを願って止みません。

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ご飯は、「沖縄っぽい食べ物」というリクエストを出したら、「なーべらー」という料理を作ってくれた。ヘチマとお肉を味噌で煮込んだ料理なのだけど、これが美味しいのなんの。ご飯と美味しい味噌汁もついてたったの500円。恐ろしいコスパ。商売というか、地域のお母さんとしてみんなの食生活を支えてくれているそんな存在。気軽に話せるキャラクターもあり、みんなきみさんのファンになって行くという。その気持ち、よくわかるよ。

後輩君とはここで別れた。仕事を休んでまで案内をしてくれ、本当に感謝。その後は宿の駐車場においてあったレンタカーに乗って那覇に戻る。道はまだ台風の影響があり大渋滞。もっと空港に近いところにホテルを予約していたので、国道58号線をひたすら南下。その途中に見えたのが、キャンプキンザー。Wikipediaによると、補給基地みたいだね。通る道のほとんどに米軍、自衛他の基地がある沖縄。巷では米軍に出て行って欲しいという報道が先行しているけど、こうして現地をみていると、とても複雑な印象。まあ、このことはまた別のエントリでも。

[写真]

その後は新しい宿にチェックインして早速ROMA2を組み立て、国際通りに繰り出す。主に土産の確保が目的。その前に、やっぱ沖縄に来たのだから海がみたいと思い、波の上うみそら公園というところに行ってみた。

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沖縄独特の、サンゴ礁のかけら混じりの赤土が台風で海に流れ込み、海全体が茶色く見える。それでも透明感が強いことがよく伝わってくる。明日晴れたら、ビーチのほうに行ってみようかな。

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国際通りに着いてからは、義母に頼まれた南国フルーツの詰め合わせ、自宅用のシーサー、両親用の琉球ガラスをゲット。そんな感じで、一日が終わりました。

明日は最終日。19時前の飛行機だから、15時くらいまでは那覇近辺でウロチョロ出来る。まずは前から行ってみたかった、ホンマもんの軍放出品が売っているお店を探しに、キャンプキンザーのあたりまでいってみたいな。だいたい8kmぐらいの行程。そのあと波の上ビーチで少しゆっくりして、空港に向かおうかと。

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