ものすっごいローカルな話で申し訳ないんですけど、井の頭街道と五日市街道の交差点から始まり、埼玉の多摩湖まで続いている「多摩湖自転車道路」というのがあります。簡単に言うと気軽に楽しめるサイクリングロードです。石川島播磨工業の横を過ぎ、小平方面に進んでいくと、西東京市の向台小学校にさしかかるあたりで、道路が二手に分かれ、一つは土手の上を走る道、もう一つは土手の下を走る道に分岐します。この下の道のちょうど真ん中にさしあたったあたりに石神井川が流れているのですが、この川を越えたあたりにはものすごい数の野良猫たちが暮らしています。餌の入ったお皿やカップ、明らかに人が作ったと思われる小屋があることから、おそらくこの道沿いに誰かが地域猫として世話しているんだと思うんです。
最初にここを知ったのは、いとこの犬を散歩しにいったとき。野良猫がすごくいっぱいいて、しかも人間をあまりおそれている感じがしないので、犬と一緒に猫にふれあって遊びました。
この道の裏手がいま工事をしていて、どうも「お風呂の王様」が出来るらしい。工事をどんちゃんしていて、あの猫たちはどうしたかなあ、と見に行ってきましたが、相変わらず猫ロード健在でした。
あのう、そこ、人が座るところなんですが…、とツッコミたくなるほど、ベンチの上でくつろいでいる猫。隣の席に座っても、全然おびえる様子もなく、あくびをかいたりしています。
ベンチの奥にある樹のそばにも、ちょっとブサイクめ(笑)の猫が座っていました。結構太ってるなあ、いい生活しているのかもしれないな。
このにゃんこの下にあるのが、たぶん人が作ったと思われる猫小屋。すずらんテープでのれんのようなものがつくってある結構なオシャレ仕様。もしかしたらこの中に子猫がいるのかもしれない。野良猫はかわいそうだけど、去勢してあるのが一番いいんだけどな。
ちょっとピンぼけ気味。白が入った子が多い中、キジトラの子もいました。なんだかまだ子猫の面影がある。やっぱり去勢・避妊手術していないんだなあ。
おっとその奥にはもう一匹。今度は茶トラです。この子もまだちょっと子猫の面影がある。かなり近づいて写真を撮ったのだけれど、一瞬気づいて僕の方を見たかと思ったら、「なんだこのオヤジ」って感じでさらなる深い眠りへ…。いい度胸しているなあ。
打ち止めかと思って帰ろうと思ったら、道の反対側にもう一匹、白ニャンがいました。この子の前も結構人が通るのだけれど、全然気にかけずに「眠いぜ」って感じで座ってる。
もう日が沈む寸前にいったので、日の出ている暖かい午後には、たぶんもうちょっといるだろうな。また写真を撮りに行ってこようと思っています。