さてさて、ちょっと前のエントリでも触れましたが、沖縄輪行旅行でROMA 2の現仕様の問題点が浮き彫りになりました。
それは「重い」ということ。バラして輪行袋に入れた際、おおよその重さが12kgぐらい。輪行袋はオーストリッチのロード用の中でも最もヘビーデュティーなロード520なので、重量が820g。その他サドルバックやヘルメットなど、輪行袋に突っ込んでいたものをもろもろ差し引いても、11kg近くありそうです。
スピードは極限まで上げる必要はない(ROMA 2はクロスバイクなので、もろもろ限界もある)のだけど、もう少し楽に距離を乗りたい。
そのためには、できる限り軽くし、僕の貧脚&ヘタレ体力&根性でもいけるぐらいの仕様にしたいなと。
できれば10kg切るぐらいまでにはなんとか持って行きたいが…。
なので、そのためのカスタマイズとして最初に白羽の矢を立てたのが、接地する最重要パーツである「タイヤ」。
これまでは、MichelinのDynamic Sportsの700x28cを履いていましたが、ロードの定番、23c化しちゃえと。
むろん、乗り心地が硬くなること(特にアルミフレームは衝撃吸収能力が低い)、高圧のため頻繁なメンテが必要になることは承知の上。
でも、気軽に乗るためにもしかしたら28cに戻すかも、なんていう後ろ向きな姿勢もどこか。
というわけで、カスタマイズの方向性としては「コストパフォーマンスに優れるタイヤ」で23c化しようということに。
んでもって、いろいろと物色して用意したのがこれ。
VittoriaのZaffiloシリーズは、完成品によく付いてくるタイヤとして有名です。が、Google先生に聞いてみると、硬い、滑るなど、あまり評判がよろしくない感じ。が、そうした評判の多くは以前のZaffilo IIのころのもの。Zaffilo IIIは、上位モデル譲りのトレッドパターンなど、品質に向上が見られるとのこと。一本2,500円程度だし、カラーも豊富なので、悩んだ末にこれに決めました。
23c化するにあたり、チューブも変える必要があります。いままでは、Panaracerのチューブを使ってました。特にパンクもせず、チューブとしての耐久力は非常に良いものだったと思ってます。
これを、「超軽量!」がウリのMAXXISのフライウェイトのモデルに変更します。新旧のチューブを撮ってみましたが、写真からでも右のフライウェイトチューブが軽そうなことがわかってもらえるかと。
が、ちょっと薄すぎて不安。特に装着時にリムに噛んだり、収めるときにタイヤレバーを使って無理やり入れた日にゃ、一発でパンクしそうな予感…。
いや、そういう不安は当たるものですww。
Zaffiloはかなりビードが固く、リムにはめ込む際にはやっぱりタイヤレバーが必要でした。噛まないようにうまく入れたつもりが、装着後空気を入れてみると、「パンッ」と絶望するような音が…。やっちまいました。
が、どうみてもリムに噛んではない。タイヤレバーで挟んだりした覚えもない。試しにPanaracerのチューブを入れて再度空気を入れてみると、またもや「パンッ」と絶望する音が。
パンクした2本のチューブを比較してみると、犯人がわかりました。リムテープですよ、はい。
劣化して、スポークの穴の形がくっきりと。高圧のため、空気を入れるとその穴にチューブが膨らんで侵入し、傷をつけていた様子…。
タイヤに集中したので、リムテープを確認するというキホンをすっかり忘れていた自分のミスです、はい。
しかたがないので、近所のあさひに行き、リムテープをゲット。シュワルベのやつです。
リアのリムはAlexrimのDC19、リム内径が16mmのやつなので、それに合わせたものを。
替りのチューブも買ってきましたよ…、痛い出費。
気を取り直して装着すると、今回は無事完了。少し近所を走ってから、写真をパシャリ。
28cから23cなので、たったの5mmなんだけど、見た目もだいぶ変わってスマートになりました。
軽量化の結果ですが、
■タイヤ
Michelin Dynamic Sports (28c) 380g – Vittoria Zaffilo III (23c) = 275g
= – 105g
■チューブ
Panaracer 160g – MAXXIS Flyweightチューブ 57g
= – 103g
なんと片輪で200g以上の軽量化に成功し、全体で400g以上。これは思ったより効果が高いかも。
というわけで、都内(虎ノ門)に用事があった時、ちょっくらポタリングを兼ねて走ってきました。
走行距離は往復で50km程度。
変えて明らかにわかるのは、踏み出しの軽さ。
低速時にギア1つ分ぐらい軽くなった気が。これは明らかにわかった。
もう一つは、おそらくは多分にバイアスがかかった感覚かもしれないけど、28c時代と同じ力で走った場合の速度が、約1km/h~2km/h程度速くなった気がする。サイコンに記録された平均速度もだいたい1.5km/hぐらいあがってた。
この2点はよかった点。
逆に23c化の難点は、高圧からくる路面振動をモロに食らうこと。
特にいくつかの都道では、アスファルトがかなり劣化していて、その振動がモロにサドルとハンドルに来た。
手首に持病(持傷?)を抱えている自分にはちょっとキツかったかも。
というわけで、軽量化作戦の第二・三段は、軽量化+振動対策のため、シートポスト及びハンドルバーのカーボン化を検討中。
まあ、振動抑制についてはあまり期待はしていないけどww。
また作業が進んだらご報告します。
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