iWork 06の変更点

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iWork 06iWork ’06
Mac World Expoから1ヶ月弱が経過し、ようやく発表された製品群が日本でも並ぶようになってきました。iLife ’06はAppleのリテールストアで先行して発売されていた英語パッケージ版(中身はマルチリンガルなので日本語対応、マニュアルとかのみ英語でした)を手に入れて早速使っていたものの、Webで注文していたiWorkがようやく届きました。
iWorkは昨年のMac World Expoで発表された、Appleworks後継のオフィスソフト・スウィートで、ワードプロセッサ兼簡易DTPソフトとしても使える『Pages』と、プレゼンテーションソフト『Keynote』がバンドルされている製品。昨年のエントリでも書いたように、Microsoft Officeのソフトウェア群はイマイチパフォーマンスが悪いので、その代替になるかと、仕事で併用してきました。その中で気になっていたのは、動作が重たい点(Pages)と、illustratorで作るまでもない簡単な図を作成する機能が薄かった点(Keynote)でした。今回のアップグレードではその点に着目してチェックしてみました。
Pages 2.0のツールバーまず、Pages。iWorkの日本語版ページがなかなか用意されない(笑)ので、英語のページをチェックしてみると、今回の新しいポイントとして挙げられているのは、以下の点。
●新しいテンプレート
●3Dチャート
●ベジェ曲線を使った図の作成機能とマスク
●計算機能を持ったテーブル
●アドレスブックとの連携
●コメント機能
といったあたり。特に今回気になったのは、ベジェ曲線が使えるようになった点。ベジェはツールバーのオブジェクト -> 図形 から呼び出せることができます。この機能を使えば、illustratorに頼ることなく、複雑な図形を作ることができるので、期待していた点をうまくカバーしてくれているかな、と思います。ただし、ベジェで書いた線同士を結合したりする機能は持っていないようなので、パーツだけ作ってあとで結合させて新しい図形を作る、などといったことはできない感じ。なんとまあ中途半端な。
 問題のパフォーマンスですが、書類にあまりデータがない段階ではiBook G4 800MHzでも十分なほどの速度で動いてくれます。日本語入力の遅延もそれほどひどくないので、パフォーマンス的には多少改善されているかも。が、ページ数が多くなると途端に動作が重くなるという報告もあるようなので、このあたりはもっと使い込んでいかないとわからないかな、と思っています。
 ただ、図やグラフィックの配置などは、ワードの融通のきかなさとは異なり、かなり自由に配置できるし、文章の回り込みなどの複雑なレイアウトもWordよりも簡単に組むことが出きます。その点では、以前よりも使用頻度が増えそうだ。
 続いて『Keynote』。こちらは前バージョンでもかなりこなれていた感じがあったので、どの点を強化してくるかな、と思っていたら、どうもソフトとしての方向性がだんだんと変わってきている感じ。これまではテンプレートを使って美しいプレゼンテーションを作る、というところに主眼があったのだけれど、書き出しのフォーマットがQuickTmeムービーやFlashを選ぶことができることなどを利点を生かしながら、ストーリーボードやスライドショーなどの下地を作る作業がポイントになってきているような気がする。
 いわゆるプレゼンテーションの新機能としては、Keynote内で3Dのグラフを作ることができるようになったなどが挙げられていますが、主な機能強化としては、iLifeの製品群と連携して、音楽や写真などを存分に取り入れた簡単なマルチメディアコンテンツを作ることができることをウリにし始めていると思います。
 実際に年末にやった、とある場所への来館経路を数パターン紹介する映像を作る仕事では、僕が実際にそのコースを歩き、キスデジで写真を撮りまくり、その写真とテキストとを来館ストーリームービーを作ってみた。これに実際に歩いている映像や音、ナレーションを入れることで最終的な映像は完成したわけだから、単なるプレゼンテーションソフトからの域を脱したと思いたいな。インターフェースがすっきりしている点はApple純正ソフトのいい点だと思うし。
 あとは全体に覆っている「まだベータ版だよ〜」という雰囲気をどう解消していくか(笑)。それにかかっているかもしれない。正直、Macユーザー間であれば、Pagesとkeynoteだけで書類を作ってやりとりすることだけで十分足りるとは思うのだけれど、そこにWinベースのWordやPowerpointが入ってくると話は複雑になる。
デファクトスタンダードを打ち壊すというのは、難しい作業なんだなあとつくづく思うわけで。

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