EPSON PS-100がPolar V650の心拍数計として使えたので実走行レポ

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ネットで調べたら、PS-100が心拍数計として使えるらしい

Polar M200がサイコンの心拍計として使えるかのエントリでご報告した通り、リストバンド型の心拍数計を引き続き物色していました。
まあ、結局はGoogle先生に聞くことになるのだけれど。
そうしたら、EPSONのPS-100というリストバンド型活動量計がBluetooth Smart搭載のサイコンで心拍数計として使える、という情報をゲット。
PS-100…?どっかで聞いたことある名前だな…

(Google先生に「PS-100」って聞いてみる)

「これ、持っとるやん!!!」

これまでの活動量計の使用経歴

考えてみれば、「活動量計」という商品ジャンルに最初に興味を持ったきっかけが、Nike Fuelbandでした。


【製品レビュー】話題のリストバンド型活動量計、『Nike+ FuelBand SE』で何ができる?(2014.04.17) – DIME

が、数年前に「FuelbandのチームがNikeの中で解散した」というニュースを聞き、「今度は心拍数付きのやつがおもろいやろ!」と思って買ったのが、EPSON PS-100だったのです。


PULSENSE PS-1ooBL/TL/BS/TS | 製品情報 | エプソン

心拍数を常時記録している、というのは非常に面白かったのですが、そのトレードオフになってしまうのがバッテリ駆動時間。
Nike Fuelbandがおよそ1週間は充電せずにも保ったのに対して、PS-100は公称36時間、要は2日保たないのです。
これは僕のようなズボラな人間には致命的でした。
最終的には「心拍数計はなくてもいいから、バッテリーが長く保つものを」と思い、Polar Loopに乗り換えました。

そして「PS-100」を持っていた時記憶は、彼方へ飛んで行きました…。

眠っていたPS-100を引っ張り出して検証

まず、「過去に使っていたデバイスをどこにしまったか」を思い出すのが大変でした。
歳をとると、長期記憶がね…(汗)。
無事、クローゼットの奥の方で発見。

充電が完全に切れているはずなので、試したい気分をぐっとこらえてまずは充電します。

PS-100 まずは充電

PS-100 まずは充電

45分ぐらい充電したところで、一度腕につけてみて動作確認。
無事、動くようですね。

腕につけてしばらくすると動作を示すLEDが点灯

腕につけてしばらくすると動作を示すLEDが点灯

サイコンPolar V650とペアリングしてみる

一発目のトライ。
Polar V650側には「PS-100」の文字表示される。
「これは…、イケる!」と思った矢先、「ペアリングできません」の残念なメッセージが。
「また無理か…」と若干落ち込みながら、トラブルシューティングを開始。
そういえばPS-100、突然使うのをやめたので「以前のスマホ (iPhone 6 Plus)と同期したんまんまじゃね」と思い、デバイスのペアリングを強制的に解除する方法を探す。


ありました。ご丁寧に動画まで。
クレードルに乗っけた状態でLEDが流れるような表示になるまでタップしまくるらしい。

ペアリング解除後、2度目のトライ。

V650がPS-100を検知

V650がPS-100を検知

V650のペリング画面を開くと、PS-100を検知。

ペアリングを実行すると….

V650とPS-100のペアリングが完了!

V650とPS-100のペアリングが完了!

なんとペアリング完了!

ちゃんと動くかどうかテストのため、V650側でトレーニングセッションを開始し、その場でスクワットをしてみた。
つか、この時点で午前2時近く。
40過ぎのおっさんが午前2時に家で一人スクワットとか異常な風景。

とりあえず、ペアリングして使えることはわかったので、設定は終了。
あとは実走行ですな。

V650とPS-100をつけて走ってみた

本日、ロードバイクでの通勤でV650とPS-100をつけて走ってみました。
PS-100は、外してしばらくすると勝手に電源が切れ、装着すると自動的に電源が入ります。
ので、装着し電源が入った状態にしてから家を出ました。

V650の電源を入れると、サクッと心拍数計を感知して接続完了。
キャットアイのスピード・ケイデンスセンサーよりも早く接続が完了しました。
うん、いい感じ。

職場は紀尾井町なので、自宅からはおよそ21kmの距離。キャットアイのHR-12をつけて走ったデータがあるので、それと比較してみます。
データはPolar Flowから。
ちなみに、両日とも自分の感触的には同じ強度で走ったつもりです。

PS-100とHR-12のデータ比較

まずはデータのOverviewから比較。

PS-100を使った日のデータ

PS-100を使った日のデータ

HR-12を使った日のデータ

HR-12を使った日のデータ

PS-100を使った日の方が向かい風が強かったので、少し強度が強かったみたい。
データを見る限り、PS-100の方が最小心拍数、最大心拍数共に自分の感触に近いです。
HR-12の最大心拍数186というのはおそらく計測トラブルだと思われます。場所的にも新宿通りと国道20号の交差点のすぐ先なのでド平坦です。しかも今まで死ぬほど心拍を上げて走っても173とか174とかが最大なので、186まで上げたらおっさんは死ぬと思います。
逆に、PS-100の方は、消費カロリーがちょっとおかしいような。
このPS-100を使ったセッションをStravaでみると、

PS-100を使った日のStravaデータ

PS-100を使った日のStravaデータ

こっちでは消費カロリーがHR-12を使った日とほぼ同じで出ています。
消費カロリー計算では、HR-12を使った方が正しいのかな。

次に、詳細データ。

PS-100を使った日のグラフ

PS-100を使った日のグラフ

HR-12を使った日のグラフ

HR-12を使った日のグラフ

HR-12を使ったデータでは、特に心拍数が低い時にグラフがカクカクしています。
それに対して、PS-100は変動がスムーズで、変なカクカクがありません。
記録と送信は、PS-100の方が細かいタイムスパンで実行されているのかもしれません。

リストバンド式の方は、計測精度が良いのかどうか正直疑問でしたが、使ってみると大した差異はないことがわかります。
消費カロリーについては、どちらかというとPolarの製品やWeb側の問題みたいですね。
まあ、この点は今後少し様子を見る必要があるのかもしれません。

というわけで、まとめ

しばらくはPS-100をメインの心拍数計として使ってみたいと思っています。
理由は以下の2点。

  • 計測・記録のタイムスパンが短く、スムーズであること
  • 胸バンドがないのは意外と快適だった

特に2番ですね。心拍数計をつけ始めた時から胸バンドだったのでそれが当たり前になっていたのですが、いざ胸バンドなしで走ってみると非常に快適。
バンドが汗と加齢臭で異臭を放つこともありません。
消費カロリー計算の違いは少し気になりますが、ダイエット目的でロードバイクをやってるわけではないし、そもそも別途Polar M200を使っているので、こちらでも十分に記録が可能かと思います。

なんだかもう胸バンド式に戻れない気が満々です…
以上、簡単ですがリストバンド式心拍計PS-100とサイコンV650を使ってみた感想でした。

EPSON PS-100がPolar V650の心拍数計として使えたので実走行レポ” への1件のフィードバック

  1. 記事を読ませて頂きました!
    とっっても欲しかった情報だったので感謝です!

    僕もV650を使っていて、胸バンドがしんどくて、使っていませんでした
    A360は、まだ同期できませんし。。

    EPSONは同期出来るのですね!!

    因みに、まったく同じ規格のPS600などでも使用できるのでしょうか?

    普段から付けられるし、買うならそっちかな?と思っておりまして。

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