【更新あり】バイクから謎の「パキパキ」異音が…犯人はリアエンドとスプロケットでした

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11速化を境に、一定のトルクを掛けると車体から「パキパキ」と異音が発生するようになっていました。

以前の異音はBBとクランクのグリスアップで解消

実は以前、Clarisコンポの時にも発生しており、その際は犯人はBBでした。
BBのグリスが流れ落ち、かつ汚れもひどかったため、動作がギクシャクしていた様子で、クランクとBBを外して清掃、グリスアップをしたら解消。
同じパキパキ異音が11速化後も発症したわけです。

異音の解消は、問題の発生条件を確認することが大事

異音の解消は、まず発生する条件を確認することが先決。
投げかけてみる疑問は

  • シッティングの時になるか? AND/OR ダンシングの時になるか?
  • トルクをかけた時になるか? AND/OR 通常のペダリング時にもなるか?

という点。
今回の異音は、

  • シッティングで、あまり負荷をかけずにペダルをくるくる回しているときは音がならない。
  • 登りに差し掛かったり、ストップ&ゴーの加速でダンシングをする際にはよくなる

という感じ。

アルミバイクは特に、反響音のせいで音の出所が判別しにくい

これは完全に経験則ですが、アルミバイクはその材質から、異音の反響が強いため、音の出所からはどこに問題があるのか判別しづらいです。
今回も、BBやクランク、ペダルのあたりからなっている気がしていたので、まずはそこを疑ったわけです。
が、グリスアップと掃除は11速化後に念入りにしているので、

  • BBの締め付けトルク不足
  • クランクの締め付けトルク不足
  • ペダルの締め付けトルク不足

あたりを疑い、メンテナンスモードに入りました。
ペダルの締め付けはOK、むしろ外れない。
クランクを外し、BBを再度締め込んでみますが、ほんの1mm程度動いただけで、しっかりと締め付けられている。
右クランクが奥まできっちりと差し込まれているか、左クランクのボルト3種のトルクと脱落防止プレートの様子も見て見ましたがしっかりと組み付けされていました。

再度組み立てて乗ってみましたが、再現せずでした。
音の出所からBB、クランク、ペダルを疑ってみましたが原因は違いました。

シッティングでならないので、サドル周りは不問

今回の症状では、シッティング時には音がならなかった。
シッティングでなるのであれば、

  • サドルポストのトルク不足
  • サドルレールとサドルポストの接合不良

も疑うのですが、今回は不問で良いかと。

あらゆる締め付けをチェックしてみる

こうなったら全部確認してみるしかない。
フロントディレーラーの固定、リアディレーラーの固定。各種ボルトの固定具合。
特に11速化時に交換したパーツを念入りに調べてみます。

1点、緩みを見つけました。
場所は、フレームとリアディレーラーをつなぐ「リアエンド金具」。

緩みが見つかったリアエンド金具

緩みが見つかったリアエンド金具

そもそもこのパーツは、リアディレーラーに衝撃を受けた際に、フレームに直接ダメージが行かないようにするためのもの。
エンド金具が曲がるので、それを交換すればよい、ということになります。
このエンド金具とフレームを固定するボルトが若干緩んでいました。
ので、こちらをまず固定。

本体側はほぼほぼチェックし終わり、最後にカセットスプロケットのチェック。
リアホイールを外し、ロックリング固定金具を使って締め付けをチェックします。

ロックリング締め付け金具をクイックリリースの穴に挿入し、モンキーで締め上げます。

緩んでいる、という感じではなかったのだけれど、数ミリ程度動いた感じ。

犯人の一人、スプロケット

犯人の一人、スプロケット

結局犯人はリアエンドとスプロケットだったっぽい

ここまでやった時点で試走。

あれ?音がしない…。治ってる!

というわけで、犯人はリアエンドとスプロケットだったようです。

というわけで、僕の中の今後のルール。
異音がしたら、

  1. まずは、関連する部分の増し締め (ドライブトレイン系、ハンドル系、サドル系 などに分けて)
  2. グリスを塗ってからだいぶ経っているなら、一度バラしてグリスアップ
  3. グリスアップしたら、適正トルクまでちゃんと締めること

以上、ロードバイクの異音解消レポでした。

2017年7月追記:クイックリリースを確認しよう!

その後もたまにパキパキ音に悩まされることがありました。
特にパーツを弄ったわけではないのに再発したり….
それ以降の対処で、最も多い原因は「クリックリリースの緩み」による音が多いような気がしています。
輪行やトランポなどで、タイヤを脱着するシーンが増えるロードバイク。
タイヤをつける際に、若干弱めにクイックリリースを閉めると発生する傾向があるような気がしています。

結構不安になるのですが、クイックリリースは「これ外すの結構苦労するよね…」と思うぐらいの強さでギュッと閉めるといいかもしれない。
突然パキパキ音がしだしたら、一度止まって、リリースを再度締め直すことで対応しています。

それでも音が治らなかったら他を疑う、そんな感じです。
まあ、正直アルミバイクの場合は宿命みたいなものだと思い、あまり神経質にきにすることもないかと思うのですけど。

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