iRiver iFP-890を試してみる

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iRiver MP3プレーヤー『iFP-890』ひょんなことから、iRiverのMP3プレーヤー『iFP-890』を手に入れてしまった。むろん、タダです。iTunes+AAC+iPod3台のユーザーである僕がお金を出して買うわけがない(笑)。僕にとって初めてのMP3プレーヤーだったDiamond Multimediaの『Rio 500』以来、久しぶりにApple以外の機器を使ってみました。
AppleもSonyも、音楽ライブラリを作るためのソフトがついてくるんだけど、iRiverはどうも考え方が違うみたい。好きなエンコーダーを使用してファイル用意してください、で、そのファイルが用意できたら、特定のユーティリティを使ってプレーヤーの中に転送してください、といった感じ。なので、音楽をMP3もしくはWMAにするためのソフトを探さないといけないわけ。ふつうならiTunesを使えばいいのだけれど、G5にはすでにiPodで使っているライブラリがAACで何千曲も入っているし、iBookには仕事をしながら聴くためのライブラリが構築済みで、そこにテスト用のMP3音源をつっこむ気にはならなかった。
ので、「こかこ〜だ〜」というLAMEベースのMP3エンコードツールを使って、Nine Inch Nailsのライブアルバム「And All That You Could Have Been」をMP3に変換してみた。待つこと2〜30分ぐらいで、MP3作成は完了。USBでiFP-890をつなぎ、専用の転送ソフト「iRiver Music Manager」を立ち上げて、そのウインドウの中にフォルダごとドラッグ&ドロップ。するとプレーヤーに転送が始まります。USB 2.0なので転送は結構速いです。転送が終わって曲を聴いてみると、ノイズもなくしっかりと聴けました。
が、正直な感想。「めんどくさい…」&「使い方がわからん…」。FMチューナーはついているし、ダイレクトにMP3で録音できたりと、確かにiPodより機能は優れていると思う。だけど、その機能へのアクセス方法がよくわからない。結局マニュアルを読んでみると、呼び出し方のキーはボタンの「長押し」だった。MODEボタンを長押しすると機能メニューが出てきて、ようやくFMチューナーを呼び出せたり、録音のメニューを呼び出せたり。中央にスティックのついた銀色のポインタがあるんだけど、こちらにも「MENU」って書いてあるんですが….。接続して、ユーティリティを立ち上げて、聴きたい曲をドラッグ&ドロップという簡単な作業も、iPodを使った後ではすごく面倒くさく感じてしまう。
こういう機器はPCに精通している人だけではなく、単純にDiskManやMDのリプレースとして買う人も多いと思う。そんなときはやっぱり、「直感的に使える」という要件が非常に大きくなってくるんだと思う。そういう意味では、iTunesの直感的に使えるインターフェースだとか、接続しただけで自動的に同期できるっていうiPodの仕様は、いまさらながらにうまく作ってあるなあと感心します。たまたまタダでもらったiFP-890でそれをすごく痛烈に感じました。こうやって比べてしまうと、あんまり使わないだろうなあ、という気になってしまう。でもせっかくタダでもらったんだし、使おう。FMラジオ&簡易MP3録音機として(笑)。

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