ひさしぶりにフットボールネタ。ついに2006年ドイツワールドカップの組み合わせが決定。毎回「偶然」で開催国のグループは比較的楽なマッチメークとなるけども、今回はかなり露骨(笑)。とりあえずこのグループならドイツは突破できるかなあ、と。
さて、我が母国(笑)、イングランドはシードされるPot 1にギリギリで入り、B組に。あんまり言われていないけど、このグループもけっこう死のグループになってると思うけどなあ。相手はパラグアイ、トリニダード・トバゴ、スウェーデン。特に初戦が南米のパラグアイっていうのがいやだな。チラベルトがいたころの過剰なまでの堅守ぶりは感じられないものの、がっつりと守ることもできれば、南米独特のテクニックとスピードであっさりと点を取りに来たりするし。スウェーデンもイブラヒモビッチ、リュングベリ、ラーションなどタレントの宝庫で、組織もかなりしっかりしているわけで、あっさりと勝ち点3を取れるチームじゃないもの。トリニダード・トバゴはごめん、いまのところよくわからないや。上記の3チームに比べれば力は落ちると思うけど、かなり高いモチベーションで戦いに望んできそうで、2002年のセネガルの例もあるし。
というわけで、勝手にイングランドの代表選手を選んでみました。まずはメンバーから。
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ポール・ロビンソン(トッテナム)
クリス・カークランド(WBA)
デイヴィット・ジェイムス(マンチェスター・シティ)
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リオ・ファーディナンド
ギャリー・ネヴィル(以マンチェスター・ユナイテッド)
ジョン・テリー(チェルシー)
ソル・キャンベル
アシュリー・コール(以上アーセナル)
レドリー・キング(トッテナム)
ジェイミー・カラガー
スティーブン・ワーノック(以上リバプール)
フィル・ネヴィル(エヴァートン)
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デイヴィット・ベッカム(レアル・マドリー)
スティーヴン・ジェラード(リバプール)
フランク・ランパード
ジョー・コール
ショーン・ライトフィリップス(以上チェルシー)
オーウェン・ハーグリーブス(バイエルン・ミュンヘン)
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ウェイン・ルーニー
アラン・スミス(以上マンチェスター・ユナイテッド)
マイケル・オーウェン(ニューカッスル)
ピーター・クラウチ(リバプール)
ジャーメイン・デフォー(トッテナム)
以上23名で構成してみました。
<先発メンバーとデフォルトのシステム>
で、デフォルトのシステムは4-4-2で、スタメンは左図の通り。GKはここのところ代表で安定したプレーを披露しているポール・ロビンソン。2010年を見越して、クリス・カークランドを使ってもおもしろいかも。
DFは不動の布陣。センター左にファーディナンド、右にテリー。右サイドバックはベッカムとの連携を考えてギャリー・ネヴィル、左はスペシャリストのアシュリー・コール。が、ネヴィルもアシュリー・コールも、ここのところプレミアでは怪我でコンディションがあがっていないので、コンディションによっては弟ネヴィル(右)か、リバプールの超新星スティーブン・ワーノック(左)を使ってもおもしろいかも。センターバックの控えはソル・キャンベルとレドリー・キング、サイドどちらもできるカラガーもユーティリティとして残しておく。
MFもこれまた不動の布陣。ベッカムは右サイドに固定。たしかにここ2年のレアルでの経験でセントラルハーフでの経験もしたけど、やっぱ彼の良さはサイドに張っていてこそ。ベッカムの控え&スーパーサブとしてはショーン・ライトフィリップス。相手が消耗しているときに出てくると、彼のスピードはめちゃくちゃ怖いと思う。クロスの精度も高いし。セントラルミッドフィルダーは、パス・シュート・戦術眼・バランスの取り方ともに超一流のジェラードとランパード。左はここのところすさまじい成長を見せているジョー・コールで決まり。守りに入ったときには弟ネヴィルやハーグリーブスを守備専門のハーフとして使って、がっちりと守るべし。
FWは、ちょっと下がり目の位置にルーニーを配置し、トップにオーウェンが張る、という布陣。オーウェンのコンディションがあがっていないときはルーニーとのコンビネーションはどうかな、という感じだけど、予選最終戦のポーランド戦などを見ていると、コンビネーションも不安なし、といったところ。FWの控えとして、イングランドにはない高さを持つクラウチと、闘争心の固まりのような選手であるアラン・スミス。スミスはハーフしても使えるし。もう一人のスーパーサブとしてはこれまた尋常じゃないスピードを持つジャーメイン・デフォーを。
<基本的な戦術>
基本的な戦術はサイド攻撃だと思う。ルーニー、ジェラード、ランパードの3人で前からプレッシャーをかけつつ、バックの4人はスペースを消しながら相手の攻撃の芽を摘む。ボールを奪取したらジェラード、ランパードがベッカムやJ.コールの両サイドに配給か、ルーニー、オーウェンにスルーパスを。サイドに散らした場合はオーウェンやルーニーをめがけて高精度のクロスを入れつつ、ジェラードかランパードがセカンドストライカー的に中に進入してくる、という感じ。ベッカムとコールが中に絞った場合は両サイドバックがオーバーラップし、5人ぐらいで一気に攻めることもできるし。相手が前がかりになったときも、ファーディナンドやテリーのフィード能力であれば、空いたスペースに走り込むオーウェンめがけてロングパスを出すこともできる。
いや、ひいきのチームだから言うワケじゃなく、戦術さえ間違えなければ、今のイングランドは脂ののった選手、勢いのある選手が多いので、優勝も目じゃないと思う。いずれにしても一番の敵はブラジルになると思うけど、2002年のアルゼンチン戦でしっかりと勝ちきったような勝負強さを見せてくれれば、そう簡単に負けるチームではないと思う。
イングランドが優勝するためにも、日本には頑張ってほしいなあ。願わくば、クロアチアがブラジルに善戦して疲弊させ、ブラジルが勝たないと決勝トーナメントがないような状態で日本とぶつかり、そこで日本がさらにブラジルを疲弊させてくれれば…。2002年にブラジルに負けたリベンジを期待してますぜ、エリクソンさん。