ようやく来ました、Mac OS X Tigerの2回目のアップデート「10.4.2」。Tigerがかなりフライング気味の発売だったので、10.4.1、10.4.2とアップデートを重ね、ようやく安定したバージョンが発表された、ということなのかも。リテール品も10.4.2に置き換えられているとのことです。
変更内容は、
=====
10.4.2 アップデートにより、Mac OS X v10.4 の信頼性と互換性の全体的な改良が行われます。すべての対象システムでアップデートをお勧めします。このアップデートによる修正点は:
– AFP および SMB/CIFS ネットワークファイルサービスを使用したファイル共有
– Active Directory サーバへのシングルサインオン認証と信頼性の高いアクセス
– 管理対象のユーザアカウントの自動ログイン
– AirMac およびワイヤレスアクセス
– アップデートされた ATI と NVIDIA グラフィックドライバを含む Core Graphics、Core Audio、Core Image
– 種類による検索やスライドショーの使用を含む「Finder」のアップデート
– iDisk と .Mac との同期
– インストールの信頼性
– Dashboard ウィジェットの管理
– アドレスブック、Automator、iCal、iChat、Mail、Safari、およびスティッキーズ
– 他社製アプリケーションやデバイスとの互換性
=====
●だそうな。AirMac関連はWPAで使われる暗号化のサポートが改善されたり追加されたりです。
●グラフィックのドライバがかなり改善されているのか、グラフィック周りの最適化が効いて、Safariのスクロールスピードやキャッシュからの画像の読み込みのスピードがかなり改善されています。PowerMac G5では圧倒的に早くなっていました。
●たぶんこの中でもっとも初期から問題とされていたのがDashboard Widgetの問題。F12を押してWidgetを呼び出すと、Widget管理ができるようになっています。この管理用のWIdgetから、必要なものと不必要なものを外すことができるようになってます。とはいっても、Widgetを入れたり消したりするときには、波紋が出たりいろいろな色仕掛けがしてあるので、管理パネルは使わないかも。
●Tigerになってから、Mail.appを使ってメールを書いていると、文頭の一文節の表示が極端に遅いことがあったのだけれど、これも修正されているみたい。どんな文でも同じスピードで打てるようになりました。
●あと、動作スピードが上がったと思われるのは、Word とPages。こんなにはやかったっけなあと一瞬だけ感じました。錯覚かもしれないけれど。
●細かいところだけど、PowerMac G5に積んでいるRadeon 9650が、「システムプロファイラ」上ではRadeon 9600として表示されていたのが、しっかりと直っていました。
●Safariのスクロールバーは相変わらず。まだ表示が変になることがある。