今日、仕事で有楽町のクライアントに行った帰り、銀座のAppleStoreに寄ってみた。iPod ShuffleのDockないかな〜と思ったのだが、やっぱりあったんですよ、それもラスト1個。1階のエレベータに脇にiPodのコーナーがあって、iPod Shuffleの512MBモデルが山積みになっている中、一つだけiPod Shuffle Dockが転がっていました。人混みをかき分けて無造作につかみ、そのままレジへ。3,570円でした。前にAirMac Expressを買ったときも、Webでは「納期3〜4週」だったのに、銀座では山積み状態だったことがあった。直営店に優先的に回すのはよくわかるが話だけど、もうちょっと国内の流通量にバランスをとってもいいんじゃないかと…。Shuffle用のケースは銀座のストアにはありませんでした。家に帰って、Dockに刺したiPod with ClickWheelと並べてみた。まるで兄弟です。
で、肝心のShuffleなのだけど、これがまた結構面白い。発表時のエントリで、音楽再生機能付きのUSBメモリーみたいと書いたんだけど、それ以上の楽しみを持っていることが使ってみてよくわかりました。iPodの場合、ランダム再生をONにしておくと、いざプレイリストやアルバムを通して聴こうと思ったときにわざわざ設定し直さなければならないのが鬱陶しく感じてしまい、ランダム再生の機能はあんまり使ってなかった。だけど、自分のライブラリに入っている曲が自分の意図を介さないところでミックスされてアウトプットされるってことに、とても新鮮な驚きがある。PJ Harveyの『Rid Of Me』が流れた後にCoccoの『けもの道』が流れて、以前から感じていた二人の共通性に改めて気づいてみたり、Underworldの『Rez』の後になぜかPP Arnold『Angels of The Morning』が流れて、さらにそのあとにスネオヘアーの『ウグイス』が続く、「こんなテキトーな選曲ありかい?」とつっこみたくなったり…。そんな新鮮な驚きがあの細く存在感のない筐体から続々と流れてくる。そういう意味では、「直感的な使いやすさと便利さ」をうたうことが多いApple製品の中では、使いやすさよりもコンセプト重視の希有な存在なんだなあとつくづく思う。そのコンセプトを何となくわかった上で、「使うかどうかわからんが…」といいながらなんとなく買う、それがShuffleという製品なのかも。そんなこんなで今日はShuffleばっかり聴いてました。