さて、愛車Bianchi VIA NIRONE 7の念願の105化も叶い、次はできるだけパーツを軽量化していくカスタマイズを考えています。
ターゲットは、ハンドルバー、ステム、シートポストです。
ちなみに、これらを交換すると、NIRONEの納車状態から残っているパーツはフレームとフォーク、ヘッドセットだけになります (笑)。
ぶっちゃけ、追加投資はもう一台エントリーロードが買えるぐらいの金額になってますが、まあその辺はお勉強代として。自分で弄る楽しみも提供してくれるわけだし。
目次
どこのメーカーにする?
ハンドルやステム、シートポストを選ぶにあたり、問題となるのがメーカー選び。
コンポほど、カスタマイズによって走りが変わるほどのインパクトはないカスタマイズになりますが、少なくともハンドルとステムはメーカーを合わせておきたいところ。別でもいいのだろうけど、デザイン的に、ね。
Y’s Roadなどにいくとよく目にするのは、Deda Elementiや3Tなどのメーカーのパーツをよく目にします。
あとはSHIMANOのPROとか。
正直、メーカーごとの違いがよくわからないのね。Dedaはステムのクランプ径などが31.7mmだったり、意外と攻撃的な(?)仕様を持つメーカー。要は、他のメーカーのパーツとの互換性がないと思っていいみたい。できる限り選択肢は増やしておきたいので、まず消去法で消えました。
3Tは、意外とどれも高い。まあ、高い分軽いとか、そういうことなのだろうけど…。
SHIMANOのPROは、信頼のSHIMANOなのだろうけど、コンポもSHIMANO、その他もSHIMANOじゃ面白くない…。
などと思いながら色々と調べていると、コクピットシステムに独自の概念を持つfizikの「スパインコンセプト」が目に止まりました。
fizikのスパインコンセプトって?
スパイン (SPINE)=脊椎。
ようは、脊椎を含む、身体の柔軟性でコクピットシステム (ハンドルやステム、サドルやシートポスト)などを決めよう、という考え方です。
まあ、fizik自体はサドルがメインのメーカーなので、サドル選びに活用されているようなのですが、fizikはこのコンセプトをハンドルバーなどにも採用しています。
計測のための専用アプリがあったので、まずはインストール。
アプリを起動し、iPhoneの画面を外側に向けながら胸に当てます。
「計測開始」をクリックしたのち、3秒後に前屈を開始します。
すると、ビープ音がなって計測終了。
計測の結果…
もっとも柔軟性が高いのがスネーク、低いのがブルで、その中間、標準的な柔軟性がカメレオン。
と、まあ、こんな感じで、小難しいのですが、パーツ選びにしっかりと概念を提供しているのがfizikだったので、「えい、もうメーカーはfizikで揃えてしまえ」ということになりました。
グレードは、安すぎず高すぎずをチョイスしていく
メーカーが決まれば、次はグレード選びです。
fizikは、00, R1, R3, R5という4グレードの構成でパーツを展開しています。
00はもっとも高いカテゴリ。おそらくプロチームなどに提供しているのはこのグレードでしょう。ほとんどがカーボン製になります。
R1はその下のグレード。ハンドルバーとシートポストはカーボン、ステムはアルミです。
R3とR5は全てアルミの展開で、使っているアルミの質により異なるみたいです。
ので、価格と軽量化効果のバランスを見ながら、チョイスをして見ます。
ハンドルバーはCyrano R3カメレオン
まずはハンドルバー。現在使っているのは、完成車付属のパーツで、Reparto Corse JD-RA38A 31.8mmx400mmで重量は323g程度とのこと。
購入先は、価格の問題から海外通販一択です。
Cyrano R1ハンドルバーは素材がカーボンになり、一気に値段が跳ね上がります。
400mmのカメレオンで22,830円。さすがにこんなには出せない…。
一方、その下のグレードであるCyrano R3のハンドルバーは、6,385円とかなりお値打ち価格。
重量もカタログスペックで245gと、80gほどの軽量化が可能。
というわけでこちらに決定。
ステムはCyrano R1 90mm
ステムはそもそもアルミ製なので、R1とR5に大きな金額の隔たりはありません。
これは軽い方、すなわちCyrano R1をチョイス。
既存は、Reparto Corse Kalloy 90mmで148g、R1ステムはカタログ値で128gなので、20gの軽量化。
シートポストはCyrano R1カーボン
登りでのダンシングの時にサドル・シートポスト周りが軽いとバイクを振りやすくなります。
また、1万円ちょいの投資でカーボン化ができるので、Cyrano R1 カーボンシートポストをチョイス。
長さは330mmで充分足りそうだし、短ければその分軽くなるので、330mmをチョイス。
完成車付属はAlloy 31.6mm x 350mm で333g、Cyrano R1カーボンシートポストのカタログ値は242gなので、90g程度の軽量化につながります。
届いたので重量計測
こんな感じでオーダーしました。
待つこと数日、無事届きました。Wiggleは8,000円以上のオーダーで送料無料になりますが、配送状況を追跡できないのが辛いところ。
さて、カタログ値ではなく、重量を実測してみます。
まずはハンドルバー。
251g。カタログ値は245gとなっているが、C-Cで何mmのモデルか書いてない。まあ、こんなもんでしょ。
次にステム。
こういう綺麗な箱に入っていると、テンション上がるなあ。
んで、実測。
120g。カタログ値は110 mm -7°のモデルで128gとなっているので、妥当な線かと。
持った感じはやっぱり軽いです。
最後のシートポスト。
こちらもやっぱりエレガントな箱に。艶の仕上げと箱とがマッチして「いいもの買ったわ!」と思える。
重量は
242g。径27.2 mm、長さ330mmモデルでカタログ値が230gなので、径の太さの分少し重め。
カーボン製のシートポストとアルミ製のサドルやぐらの部分でかなり重量差があるようで、横に持つとかなりアンバランスに感じますね。
まあ、縦で使うものなので問題ないです。
完成車付属のパーツの重量はカタログ値なので、こちらは取り外し時に重量を計測して、実際何gの軽量化につながったか、きっちりと測ってみたいと思います。