普段妻の実家の仕事を、たま〜にボランティアで手伝っていた。主にネット、チラシデザイン関係で。そんなこともあり、今月僕が誕生日ということもあり、なんとお義母さんからいただいてしまいました、PHA-1。型落ちとはいえど、ついこの間までは主力機種、後継品PHA-2はハイレゾのアップやDSD対応まど、自分の使い方ではあまり必要としない機能だったし、バッテリの持続時間は正直羨ましいけど、まあ、その辺はバーターってことで。
んでもって、今日来た!
早速、音源 “Nine Inch Nails”の”Copy Of A” (Loud Mastering)で、AIFFです。
Sennheiser HD518
自宅内でメインで使っているセミオープンタイプのヘッドフォン。まずはこれで視聴。
….。言葉を失いました。セミオープンなんで、音の広がりなどは密閉型に勝るのはまあわかるんだけど、かろうじて聞こえてた音にも、残響が残って響いていく感じ。低音の沈み込みも素晴らしい。そして何より、音場の立体感。耳の近くでいろいろな音がなっていたのが、適切な距離で音通しが離れて演奏されているような錯覚を受ける。こりゃすげえ。
Shure SE535
こちらは、よく「低音が不足している」と言われがちなイヤフォン。実際はちゃんとフィッティングすれば十分な量が出るのだが。が、このイヤフォンの唯一にして最大の欠点は音場の狭さ。解像度が高いのだけど、音が縦横に広がっていく感じがあまりないんだよな。
PHA-1を入れた目的はまさにこれ。SE535の音場をなんとか改善したかったから。結果、セミオープンのHD518とくらべては行けないと思うが、あれほどまでではないものの、しっかりと音の立体感は演出してくれてる。なんか違うイヤフォンで聴いているみたいだ。
PHA-1自体は、若干低音強化よりだけど、全体としてはとてもフラットな音質特性を持つアンプだと思う。デジタル接続が持つ、データとしての音の粒子感、解像度はがっつりと再現してくれるし。なので、「今聴いている音楽を、あまり特性を変えずに、解像度と音場感のみ改善したい」みたいな方向性に向いているアンプじゃないかしら。
いま考えている一番の問題は、バッテリの充電サイクルをどうするか、30pin Dock – USBケーブルの取り回しの悪さ。特に後者は、L型のDockケーブルがあるといいんだけど、L型Dockの場合、たいていの製品が逆端子はステレオミニ。USB-Aになってるものって、ないんだよなあ…。