毎月の小遣いから、海外通販を使って一つずつパーツを買い集めていたのですが、最後のパーツとなったクランクが届きコンプリート。
というわけで、ジャパンカップ観戦@宇都宮が終わったタイミングでアップグレードに踏み切りました!
目次
交換予定のパーツたち
以下が、交換予定のパーツ。
パーツ名 | 交換前 | 交換後 |
STIレバー | ST-2400 | ST-5800 |
フロントクランク | FC-2400 50/34T 170mm フロントダブル | FC-5800 50/34T 170mm フロントダブル |
ボトムブラケット(BB) | BB-ES300 | SM-BB9000 |
SPD-SLペダル | PD-R540-LA | PD-5800 |
フロントディレーラー | FD-2400 | FD-5800 |
リアディレーラー | RD-2400-GS | RD-5800-GS |
カセットスプロケット | CS-HG51 11/28T | CS-5800 11/32T |
チェーン | CN-HG71 | CN-HG701 |
ご覧の通り、BBとチェーンを除き105系に変えて、11速化と軽量化をしてしまえ!というのが今回のアップグレードの目的。
ブレーキは、都民の森のダウンヒルでClarisのブレーキBR-2400の制動力の低さにビビり、先行してBR-5800に変更済み。
いきなりトラブル、ペダルが外れない
安定するように、車体をひっくり返して作業開始です。
まず最初に外すのは、ペダルとクランク、BBといったドライブトレイン周り。
以前ROMA IIでBBを変えた時には、とにかく異常なトルクで固めてあり、全く外れなかった。
が先日、トルクをかけると妙なパキパキ音がするようになったので、BBとクランク、ペダルを一度外して掃除後、グリスアップをしていたので、ここはあっさりと外れるだろうと予想していました。
が、ここで予想外の展開。ペダルが外れない。
ペダルは、SPD-SLのエントリーモデルである、SHIMANOのPD-R540-LAが装着済み。
クリートの脱着が容易なように、バネの力が弱い入門向けのモデルです。
先日のグリスアップで、かなりのトルクで締めてしまったのか、ペダルレンチを使って全体重をかけてみてもビクともしない…。
2時間ほど色々とトライしても外れないので、結局諦めてクランクとくっついたまま外してしまえ、ということになりました。
今度はオクタリンク対応のコッタレスクランクリムーバーが折れた
NIRONEは、オールClarisというパーツ構成、クランクはFC-2400、フロントダブルのモデルです。
このクランクは「オクタリンク」というシマノ独自の規格なので、クランクを外す道具である凝ったレスクランクリムーバーも、オクタリンクに対応しているものである必要があります。
事前にamazonで工具を仕入れてありました。PWTのやつです。
もっとも太い部分をクランクの接合部にネジで取り付けた後、取っ手部分を締め込んで行くと、「オクタリンク規格」と記載されているパーツがクランクを押し出して外れる、という仕組みです。
が、この取っ手部分を締め込んで行くと、バキッと嫌な音が….外してみると、工具の先が折れている。
近所の自転車屋にはオクタリンク対応のリムーバーが売っていなかったので、車を飛ばして東大和のY’s Roadまで走り調達してきました。
幸先悪いなあ、色々と。
幸い、新しい工具を使えば、クランクは簡単に外れ、BBもグリスアップのおかげか難なく外れました。
外したFC-2400とBB-ES300の重量を計ってみる
Clarisはエントリーモデルのため、重量が公式には発表されていません。
せっかくなので、外したパーツの重さを計ってみました。
まずはBB。モデル名はBB-ES300で、シェル幅68mm 軸長113mmのもの。
なんと260g。重い…。
続いてClarisのフロントクランク、FC-2400です。50-34T/クランク長170mmのコンパクトクランクです。
862gでした。
右はペダルがつけっぱなしなので、外れた左のペダルの重量を計ってみます。
166gですね。
ということは、右クランク+チェーリングだけだと、862-166=696gという重量ですな。
さらに、左クランクを計ってみます。こっちはペダルが外れました。
274gでした。
というわけで、FC-2400の左右クランクの重量は696 274=970g。
クランクだけで約1kgあるわけです。うーむ、重いわけだ。
BB-ES300を加えると、1230g、1kgを超えています(笑)。これで都民の森や十和田湖周回した僕、エライのかも。
続いて、ディレーラー周りを外し重量計測
続いて、同じく交換する予定のディレーラーも外していきます。
フロントもリアも、外すのは簡単。ヘックスレンチ一本で外れます。
外したら綺麗に拭いて、重量計測です。
まずはフロントディレーラー (FD-2400)、バンドタイプです。
115g。上位モデルと大きな隔たりはないですね。
続いてリアディレーラー、RD-2400-GS。
256g。
ディレーラーはともに、クランクやBB周りほど「重い」という感じがしないですね。
綺麗に掃除して、ドライブトレイン周りは素っ裸に
BB周りは特に、走っていると砂や埃を拾いやすいですし、グリスもたっぷり塗ってあるので汚れやすいのです。
フィニッシュラインのシトラスバイクディグリーザーをウェスに染み込ませ、丁寧に拭いていきます。
こんなに綺麗になりました。
外したディレーラーの周りも、普段は外してまで洗浄をしないので、丁寧に拭いていきます。
そして、ドライブトレイン周りが外され、掃除も終わってひと段落。
もう一つ、交換予定のパーツがあります。それは、デュアルコントロールレバーであるST-2400。
こちらは、現段階で外してしまうとNIRONEが逆さに立たなくなってしまうので、後回し。
交換予定の105 – 5800系のパーツ重量を計測
今回のエントリの締めとして、交換予定のパーツの重量を量り、どれだけ軽量化になったか知ってニヤニヤしたいと思います。
まず、FC-5800。50/34T クランク長170mmは現行のFC-2400と変わらずです。
右クランク+チェーリングは、
533g!軽い。
左クランクは、
201g。
クランクは533 201=734gでした。
続いてBB。定番のDURA-ACEグレードのBB、SM-BB9009です。
65g!オクタリンクは軸がBB側にあり、SM-BB9000はホローテックIIという規格で、軸はクランク側にあるので、軽いのは当然なのですが、BBだけで一気に200g近く軽くなります。
フロントディレーラー、FD-5800。
102gであまりインパクト無し。
リアディレーラーは、ちょっと細工を。
プーリーをシマノ純正から、ビアンキが発売しているセラミックベアリング+アルミのプーリーに変えちゃいます。
さすがにプーリー交換を実感できるほど敏感な脚をしていないと我ながら思うのですが、自己満足のカスタマイズです。
実はこのプーリー、シマノ純正より5gほど重いです。
合わせて250gで、こちらもClaris RD-2400と比べてあまりインパクトは無し。
ここまでの重量変化
ここまで判明している限りで、重量の変化をまとめてみます。
パーツ名 | 交換前 | 重さ | 交換後 | 重さ | 差 |
フロントクランク | FC-2400 50/34T 170mm フロントダブル | 960g | FC-5800 50/34T 170mm フロントダブル | 734g | -226g |
ボトムブラケット(BB) | BB-ES300 | 260g | SM-BB9000 | 65g | -195g |
フロントディレーラー | FD-2400 | 115g | FD-5800 | 102g | -13g |
リアディレーラー | RD-2400-GS | 256g | RD-5800-GS | 250g | -6g |
ここまで440gの軽量化に成功しています!
まだまだ交換は続きますが、やっぱClaris->Sora->Tiagra->105 の3段階アップは重量面でもかなり効果がありそう。うひひ。