家に何個あるんだろうなあ、ヘッドフォン (笑)。
とりあえず挙げてみると…
■ポータブルヘッドフォン
・Klipsch Reference One (密閉)
・AKG K430 (密閉)
・beyerdynamic DTX 501p (密閉)
・Sennheiser HD25-1 II (密閉)
・SONY MDR-ZX750BN (密閉・Bluetooth & ノイズキャンセリングヘッドフォン)
■アラウンドイヤー型ヘッドフォン
・Sony MDR-1RMK2 (密閉)
・Shure SRH-440 (密閉)
・Sennheiser HD518 (オープン)
・AKG Q701 Quincy Jones コラボモデル (オープン)
しまっておくのも大変だ、こりゃ。
さてさて、というわけで、これまでにレビューしていないものを順次アップしていこうかと。
まずはポタホン(=ポータブルヘッドフォン)からということで、beyrdynamicのDTX 501pを取り上げます!
外箱はまあ、値段なり。ただの紙ですが、プラの接着ケースを使っていないところは感心。
このヘッドフォンのお気に入りはユニットの外側が金属で出来ていること。オール樹脂よりも数倍高級感を高めてくれます。樹脂のパーツも適度な艶があり、高級感まではいかないもののチープな感じはあまりしません。
びっくりしたのは、市場価格5,000円台のシロモノにしては、かなりしっかりとしたハードケースが付いていること。ベイヤーのロゴもゴムのしっかりとしたエンボスになっていて、「とりあえずケースつけておいた」感はなし。このケース、剛性もありかなりお気に入り。
基本は樹脂製なのだけれど、アームバンドの内部はしっかりとスチールを使ってます。バンド部にはメモリがついていて、自分にとってジャストフィットの長さを記憶できるのもGood。こういうメモリがないと、さっとつけた時に「あれ、ベスポジじゃない」と感じることも多々あるので。
全体的には飾りっけのないデザインなんだけど、細部までしっかりと作っている印象。特にこのDTX501pは、アームバンド周りにとても気を使ってくれている。頭頂部に当たるところも、この値段とは思えないほど手触りの良いレザー (おそらく合皮でしょう)とクッション性があり、本体の軽さも相まって、装着して頭が痛くなることはないかと。
イヤーパッドもお気に入りの点。レザー(これも合皮でしょうけど)の感触もよく、パッドも柔らかい。装着感としては、オンイヤー型とアラウンドイヤー型の違いはあれど、個人的に装着感が最高だと思ってるSONY MDR-1RMK2に近い感じ。それくらい柔らかいです。でも、夏は少し蒸れるかな。
メガネを掛けてる僕ですが、アームバンドを若干長めのセッティングにしつつ、音質が変わらない程度のスイートスポットを見つけられれば、パッドがコンパクトな分、メガネと耳の間を締め付けられて痛くなることもなかったです。そもそもあまり側圧は強くないので、メガネ君にも優しいポタホンかと。
さて、肝心の音質レビュー。毎度のことですが、完璧に語れるほど知識も語彙も持ち合わせていないので、ご参考まで。
音質は低音寄り〜カマボコ型。とはいえ高音が出ていないこともないし、安いイヤフォンにありがちな「霧がかかったような音の籠もり」もない。低音〜中音域の低音側の量感が多い気もするけど、騒音の中で使うポタホンからすれば妥当なチューニングだと思う。
解像度は値段なりかな。いろんな音域の音が束になってぐしゃっと鳴らされているという印象はないけど、低音、中音域、高音域がそれぞれ若干分離しながら、塊として飛んでくる感じ。でもこの価格帯の製品にこれ以上を求めるべきではないし、beyerdynamicはポタホンでも3万を超えるような高級種を出しているので、差別化としては当然か。
そんな感じなので、モニターライクで解像度お化けの機種を求めている人には合わない機種だと思うけど、ポータブルでかさばらず、そこそこの音質で快適に且つ楽しく音楽が聴きたいという人にはもってこいのチューニングをしている良品だと思います。
まとめ。コスパはすごい高い。あと、この値段にしては所有したことに満足できる品質のデザインと音質だと思います。
本体も小さくなるし、若干無骨なデザインが許せる方なら、十分満足できるヘッドフォンです!
“所有ポタホン順次レビュー1: beyerdynamic DTX501p” への1件のフィードバック