LEDライトテーブル (大)の制作が概ね進み、接着剤で固定するパーツの養生など時間に空きができてきたので、アクセサリディスプレイスタンドの改造を再開しました。
結局色々と検討した後、前回のエントリの設計は中止し、設計を考えなおしました。内容は、スタンド上部に渡している木枠の下部に、透明のモールを設置し、その中に表面実装型(SMD)LEDバーを設置することで、スタンドにかけたアクセサリをダウンライト的な照明で照らそう、というもの。
用意した部材は以下のとおり。
■表面実装型 (SMD)LED 3528チップLED
■サンハヤト 5連並列接続用LEDチップ基盤
■チップ型抵抗 3216サイズ (3.2mm x 1.6mm)1/4W 100Ω
amazonでは取り扱いがないので、千石電商のページをリンクで貼っておきます。
■光モール 透明バインダー 1661 1000×10
電源は他の制作物と同じくスマホ充電用のモバイルバッテリーなので、電圧5Vと低め。3.2V-3.4Vが必要な白色LEDは、LED1個につき抵抗を1つつけ、すべてを並列に繋ぐ必要が有ることから、上記の部材を選択しました。透明モールは内部の幅が10mmのものであれば、サンハヤトのLED基板にピッタリサイズです。
正直、いかにLEDを安く仕入れられるかでコストは大きく変わります。今のところ、上記amazonのリンクが最安。
さて、この基板にLEDと抵抗をハンダ付けしていくわけだけど、最初はもう、パーツの小ささに苦労しまくりました。だってみて、この小ささ。特に抵抗。3216というサイズのもので、3.2mm x 1.6mmという小ささ。しかもLEDは熱を与える時間が長いと素子が破壊されてしまうので、この小さいチップを短時間で処理しないといけない。
基本的なことは、毎度お世話になっている草心デジタルさんのウェブサイトにTIPSが載っていますのでそちらを参照してもらうとして、自分なりのTIPSをまとめておきます。
まず必要な工具ですが、以下の2つは必須だと個人的には感じてます。
■サポートスタンド
かなりかさばりますが、両手を使って慎重にはんだ付けをする必要が有るため、基板を固定するだけで作業の難易度が下がります。光の当て方や自分の手を動かす角度なども調節できるので、個人的には超必須アイテム。
■逆作用ピンセット
通常のピンセットはつまむときに力を入れるけれど、逆作用のものは、掴んでいるものを離すときに力を入れます。はんだを溶かし、チップを「置いていく」感覚で設置していく作業には、逆作用のものを使うと全然違いますよ。
その他ハンダゴテやハンダ、フラックスなどは一般的にハンダ作業に使うもので十分。
で、自分なりのTIPSです。
予備ハンダをサボってはいけない
慣れてくると予備ハンダとかさぼりがちなのだけど、チップ型LEDについては、予備ハンダをサボるとダメです、ハイ。少ない量の予備ハンダをサッと溶かしてさっと設置し、あとからもう少量のハンダを追加するほうが、チップを破壊してしまう可能性がグッと低くなります。
予備ハンダは各極性同量、基板に対して水平になるようにしておくこと
この「水平になるように」というのがポイント。チップを載せるエリアのハンダがプラスとマイナスで量が異なり、かつ高さが異なる場合、固定時にチップ及び抵抗が斜めになってしまうことが多いです。斜めになってしまうと、もう片方の極性のはんだ付けをしようと思った際、かなりのテンションがチップにかかります。これを避けるために、出来る限り同量の予備ハンダを入れ表面をうまくならし、チップ設置面が水平になっていると、一発かつキレイにハンダ付けが出来ます。
ちなみに僕は、このTIPSを思いつく前に、LEDチップ2つ、抵抗2つをダメにしました。まあ、勉強代だと思ってますけど。
参考になれば幸いです!