アクリル加工の工程 (カット〜接着まで)の工具

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最近、アクリルの加工にはまってます。

ハマっているというか、義母からの依頼で「スマホ充電用のモバイルバッテリーで駆動するLEDライト」を作成する必要があり、スポットではなくある程度広い面積を照らす必要が有るため、アクリル加工+LED配線で「アクリル製ライトテーブル」なるものを作っている、というのが正直な話。

最初、アクリル板の加工には、OLFAのプラカッターを使用していました。

定規を当てながら、素材のアクリル板の3分の1から半分程度まで掘った後で折るという作業になりますが、素材として使っている3mmのアクリル板だと、力も時間もかなり必要。汗っかきな体質で且つ夜の作業が多いため、ちょっとしんどかった。ので、出来る限り早く切る方法を模索してました。

最初に試したのは、「ホットカッター」。いままで使っていたハンダゴテがぼろぼろであること、先端を変えればハンダゴテとしても活用できることを理由に買ってみた。

プラカッターと比べると、たしかに1回の引きで削れる量は多いのだけど、剛性などの問題から微妙に力感覚が難しく、かつ当てる時間を一定にしないと想像以上にアクリル板が溶け、結局バリ取りに結構な時間を要してしまう。というわけでホットカッターの使用を諦めました。

次に導入したのが「ルーター」です。「リューター」とも言われている機器ですが、ペンタイプ(というほど小さくはない)で先端が高速回転する電気工具です。先端ビットを変えることで、切断や研磨、切削、磨きなどさまざまな用途をこなせるもの。
色々と比較をしましたが、BOSCHが扱っていること、かつ近所のホームセンターで先端ビットの取り扱い数が多い、という理由から、DREMELというメーカーの「DREMEL 3000」を選択。

DREMEL (ドレメル) 3000 ハイスピードロータリーツール

DREMEL (ドレメル) 3000 ハイスピードロータリーツール

いや、これ便利だわ。実際の手順としてはこんな感じ。

DREMEL 3000にカットオフホイール409 (0.6m厚)を装着し、実寸の0.5〜1mm程度のクリアランスを取ってアクリル版を切断する。

その後、酸化アルミ砥石 (8215)を使って、クリアランス部分を少しずつ削り、実寸法に近づけていく。ポイントは、最初はDREMEL 3000の回転数を上げながら、砥石の円周部分を使って強力に削りつつ、実寸に近づいてきたら切断面に垂直に押し当てる形の削り方に変えていく。そうすると、寸法に合わせた上で、切断面の平行が取りやすくなる。

同じ大きさのパーツが2つ必要な場合、この方法でカットした2枚を並べ、サンディングバンドを使って、さらに整える。がたが大きい場合は粗め (#60程度)を、表面の滑らかさを出したい場合は#120程度を選択。

こうして切り出したケースをアクリルサンデー接着剤を使って結合させる。

ボックス内に別途配線したLED基板をセッティングし、箱を閉じる。以上がおおまかな流れ。

ルーター (DREMEL 3000)を使ってから、かなり精巧な加工ができるようになったので大満足。なお、ルーターを使うには、保護メガネは必須です。
ちなみに保護めがねをしながらもアクリルの欠片が目に入ってきて、死ぬかと思うくらい痛かった (涙)。
保護メガネは、見た目がかっこいいやつとか、メガネをかけながらも装着できるタイプなど、様々なものがあるので、自分のあったものを選んでくださいまし。

保護メガネ 検索結果

ではでは。

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